狭山茶(深蒸し茶)の淹れ方実演【1人分の淹れ方を徹底解説】
更新日:2021.12.5
目次
狭山茶(深蒸し茶)の1人分の淹れ方について
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では、1人分の狭山茶(深蒸し茶)の淹れ方についてご説明します。
3人分以上の淹れ方と、1人分の淹れ方は多少異なります。
ご紹介する淹れ方をしますと、1人分のお茶を美味しく淹れられるはずです。
当社の深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】を例に、1人分の淹れ方を解説します。
狭山茶(深蒸し茶)を淹れるのに用意する茶器

- ・急須250cc
- ・湯呑み100cc
- ・ティースプーン
- ・湯冷まし器300cc
狭山茶(深蒸し茶)の1人分の淹れ方
それでは実際に「1人分の深蒸し煎茶」を淹れていきましょう。
美味しいお茶を淹れるポイントはお茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間です。
浸出時間とは、急須でお茶を置いておく時間のことです。
1.お湯の量

まず、湯呑みの9分目(80cc)まで、ポットの100℃の熱湯を注ぎます。
通常は8分目(60cc)ですが、今回はお茶の量を多く使いますので、お茶が吸収するお湯の量も増えます。
1人分のお茶を淹れる場合はお湯をやや多めにすることがポイントです。
ちなみに、お茶は使うお茶の重さの約4倍のお湯を吸収します。
今回の場合はお茶を4g使いますので、16ccのお湯を吸収します。
2.お湯の温度

湯呑み全体が温まったら、お湯を急須に移します。
急須全体が温まると湯温は80℃程になります。
煎茶の湯温の適温は70℃~80℃です。
当社の深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】は香りも楽しめますので、やや高温の80℃がおすすめです。
今回は80℃を目標湯温にします。
湯温の下げ方としては、お湯を器に移して、その器全体が温まれば湯温は10℃程下がります。
今回の場合、ポットの100℃の熱湯を湯呑みに移して90℃、湯呑みのお湯を急須に移して目標の80℃です。
3.お茶の量

急須全体が温まったら、一旦、急須のお湯を湯呑みに移して急須にお茶を入れます。
通常、1人分のお茶の量は2g~3gです。
しかし、1人分のお茶の量で1人分のお茶を淹れると、味・香りともに薄いお茶になります。
1人分のお茶を淹れる時は2人分のお茶の量にしましょう。
今回は1人分を2gとしますので、2人分の4gを急須に入れます。
ティースプーンすり切り1杯が2gなので2杯急須に入れます。
4.浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)

湯呑みのお湯を急須に注ぎます。
(急須の中のお湯の水位を確認し、2煎目はこの水位よりやや下(60cc程)まで注ぎます)
深蒸し煎茶の浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)は30秒です。
30秒待ちます。
30秒経ったら湯呑みに注ぎます。
濃いお茶がお好きな人は数回急須を傾けて淹れてください。
さっぱり飲みたい人は1回だけ傾けて淹れてください。
最後の1滴まで注ぎ切ります。

5.2煎目の淹れ方
2煎目はポットの熱湯を、1煎目で確認した水位を参考に(60cc程)急須に注ぎます。
2煎目のお茶の葉はすでに開いていて成分が出やすくなっているので、お湯を注いだらすぐに湯呑みに注いでください。
最後の1滴まで注ぎ切ります。
1煎目・2煎目・3煎目と別々に飲まれても楽しめますが、日本茶は「煎」を合わせても美味しいものです。
1煎目を湯冷まし器などの器に置いておき、2煎目・3煎目を合わせるとコクを楽しめます。
ぜひお試しください(上記の動画でもご紹介しております)。
まとめ:狭山茶(深蒸し茶)の淹れ方実演【1人分の淹れ方を徹底解説】
1人分のお茶を美味しく淹れるポイントは2つあります。
- お茶の量を2人分にする(4g~6g 今回は4g)
- お湯の量をやや多めにする(1煎目は80cc程、2煎目は60cc程)
1人分のお茶の量で1人分のお茶を淹れると味・香りともに薄いお茶になります。
また、2人分のお茶の量に対して1人分のお湯の量にすると、お茶がお湯を吸収する量も多くなり、浸出液が少なくなります。
1人分のお茶を淹れる場合はお茶の量は2人分、お湯の量は1煎目のみ1人分よりもやや多めにすると美味しく1人分のお茶を淹れられます。
「狭山茶の3人分の淹れ方」に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:【狭山茶の歴史・狭山茶の特徴とは?】おすすめの淹れ方(3人分)も解説
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