新井製茶

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煎茶を湯冷ましせずに、美味しく淹れる方法【時間短縮できます】

更新日:2022.2.14

狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶の新井です。

この記事では、煎茶を湯冷まししないことで時間を短縮できるお茶の淹れ方をご紹介します。

時間がない時や忙しい時にお役立ていただけたら幸いです。

通常、良質な煎茶は湯冷ましをして、低温のお湯で浸出させます。

低温で煎茶を浸出させることにより、渋味・苦味を抑え、煎茶の旨味・甘味を味わえます。

ですが、忙しい時は湯冷ましに時間を割くことが難しいですよね。

かと言って、熱湯でいきなり1煎目を浸出させるのは、せっかくの煎茶の旨味・甘味を味わうことができず、もったいないです。

この記事では忙しく時間がないときでも、できる限り時間を短縮して煎茶の旨味・甘味を引き出す淹れ方をご紹介します。

今回淹れるお茶

狭山茶 深蒸し煎茶

今回は上の画像のお茶を淹れます。

狭山茶の深蒸し煎茶です。

茶器について

用意する茶器

250ccの急須100ccの湯呑み3客ティースプーンと、可能であれば湯冷まし器をご用意ください。

煎茶を湯冷しせずに、時間短縮できる淹れ方

それでは煎茶を湯冷しせずに時間短縮できる淹れ方をご説明します。

3人分のお茶の淹れ方で解説します。

お茶の量

お茶の量

まず、急須にお茶の葉を3人分入れます。

煎茶の1人分のお茶の葉の量は2g~3gです。

今回は1人2gで淹れます。

ティースプーンすり切り1杯が2gなので、3杯(6g)急須に入れます。

水・お湯の量

水の量

次に、1つの湯呑みに浄水器に通した水を8分目まで注ぎます。

この湯呑みの場合、8分目が60ccです。

お持ちの湯呑みのどの位の水位が60ccか、あらかじめ把握しておくと毎回計量する手間が省けるので便利です。

水を急須に注ぐ

湯呑みに注いだ60ccの水を急須に注ぎます。

お湯の量 湯呑み5分目 3客

次に、ポットの100℃の熱湯湯呑み3客の5分目まで注ぎます。

(お湯の計量のために湯呑みに3客にお湯を注ぎましたが、急須の水位で湯量が分かる人は急須に直接お湯を注いでも構いません)

この湯呑みの場合、5分目で40ccになり湯呑み3客で120ccです。

急須に注いだ60ccの水と合わせて、合計180cc(煎茶3人分の湯量)です。

浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)

浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)

湯量が量れたので、急須に湯呑みのお湯を注ぎます。

2煎目のために、水位を確認しておいてください。
(2煎目はこの水位までお湯を注ぎます)

今回淹れるお茶は深蒸し煎茶なので、浸出時間は30秒です。
(浸出時間は淹れるお茶に合わせてください)

廻し注ぎ

廻し注ぎ

30秒経ったら、湯呑みに廻し注ぎでお茶の量と濃度が均等になるように注ぎ分けます。

1.2.3と注いだら3.2.1と戻る注ぎ方です。

最後の1滴まで注ぎ切ってください。

注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。

1煎目 浸出液
1煎目
1煎目を湯冷まし器へ

2煎目を淹れるために、一旦湯冷まし器にお茶を移します。
(湯冷まし器である必要はなく、300cc~400cc程の器で代用可能です)

2煎目

2煎目 お湯の量

2煎目はポットの100℃の熱湯か、1度湯冷まししたお湯(90℃程)を使います。

今回はポットの100℃の熱湯を使います。

1煎目で確認した水位まで熱湯を注いでください。

2煎目はお茶の葉がすでに開いていて成分が浸出しやすくなっているので、お湯を注いだらすぐに廻し注ぎで注ぎ分けます。

最後の1滴まで注ぎ切ってください。

注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。

2煎目 浸出液
2煎目
1煎目と2煎目を合わせる
今回は1煎目と2煎目を合わせます
1煎目と2煎目を合わせた浸出液を注ぐ
1煎目と2煎目を合わせたお茶を注ぎ分けます

日本茶は1煎目と2煎目を合わせるとコクを楽しめます。

もちろん、1煎目と2煎目を別々に味わうのも良いですね。

1煎目は日本茶の旨味・甘味、2煎目は渋味と香りを楽しめます。

今回は1煎目と2煎目を合わせました。

1煎目と2煎目を合わせた浸出液
1煎目と2煎目を合わせたお茶

3煎目を淹れる場合は2煎目同様ポットの100℃の熱湯を急須に直接注ぎ、1分程浸出させて注ぎ分けてください。

まとめ:煎茶を湯冷ましせずに、美味しく淹れる方法【時間短縮できます】

この記事では、時間がない時でも煎茶の旨味・甘味を引き立てる淹れ方を紹介しました。

ポイントは全体の湯量(180cc)の1/3(60cc)を水にして、その水で煎茶を浸出させ、その後に残りの2/3(120cc)の熱湯(100℃)を注ぐことです。

こうすることで、湯冷ましする手間を省くことができ、湯冷ましをする淹れ方よりも時間を短縮することができます。

この淹れ方はあくまでも時間がない忙しい時にするのがおすすめで、良質な煎茶に関しては余裕をもって湯冷ましをして淹れるのがおすすめです。

理由としては、じっくりと湯冷ましをして淹れることにより、煎茶の味・香りをより引き出すことができるからです。

ご紹介した淹れ方は緊急用の淹れ方として、いざという時にお使いください。

【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からお知らせ

新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。

この記事で紹介した深蒸し煎茶は、当社オンラインショップで扱っております。

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