時間短縮してお茶を淹れる方法【多人数にも対応】
更新日:2022.3.4
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では「多人数かつ時間短縮できる煎茶の淹れ方」を紹介します。
この記事を読むとことで、時間がない時や突然の来客時、また多人数の時でも対応が可能になります。
今回は当社の狭山 深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】を例に、多人数かつ時間短縮できる煎茶の淹れ方を説明します。
目次
時間短縮してお茶を淹れるための茶器
今回使う道具は、250ccの急須と、ティースプーンと、600cc程の器と、湯呑みは100ccを9客用意しました。
今回紹介する煎茶の淹れ方をすると、最大9人分のお茶を淹れられます。
600ccの器には、あらかじめ浄水器を通した水180ccを用意しました。
時間短縮(+多人数)できるお茶の淹れ方
お茶の量(お茶の計量)
それでは、多人数かつ時間短縮できる煎茶の淹れ方を順を追って説明します。
まず、お茶の計量です。
今回はお茶の量は9gにします。
ティースプーン山盛り1杯が3gなので3杯急須に入れます。
今回の淹れ方は水を使って煎茶を浸出させるので、6gだと風味が薄くなりますのでご注意ください。
(さっぱりとした風味にお茶を淹れたい場合は6gで構いません)
水の量(1煎目)
次に、予め用意しておいた浄水器を通した水180ccを急須に注ぎます。
浸出時間はお湯で浸出する場合、深蒸し煎茶は30秒ですが、今回は水で浸出させるので最低でも2倍の時間、1分以上浸出させてください。
長く浸出させるほど煎茶の旨味を引き出せますので、時間に余裕があれば長めに浸出させても構いません。
今回は浸出時間を1分にします。
水を注いだら2煎目のために水位を確認しておきます。
1分経ったら、600ccの器にお茶を注ぎます。
コクを出したい場合は、数回急須を傾けて注いでください。
お茶の葉の味の構造を壊さずに淹れたい場合は、徐々に急須を傾けて1回で注いでください。
今回は、徐々に急須を傾けて1回で注ぎます。
最後の1滴まで注ぎ切ってください。
お湯の量(2煎目)
次に、急須にポットの100℃の熱湯を1煎目と同じ水位まで注ぎます。
浸出時間は取らずに、すぐに600ccの器に注ぎます。
最後の1滴まで注ぎ切ってください。
お湯の量(3煎目)
再度、急須にポットの100℃の熱湯を2煎目と同量注ぎます。
2煎目と同様、浸出時間は取らず、すぐに600ccの器に注ぎます。
最後の1滴まで注ぎ切ってください。
1度攪拌して、湯呑みに注ぎ分けて完成です。
まとめ:時間短縮してお茶を淹れる方法【多人数にも対応】
この淹れ方のメリットは、湯冷ましの時間や浸出時間を取る必要がなく、1度に9人分淹れることができる点です。
1煎目を水、2煎目以降を熱湯を使って淹れることによって、1煎目・2煎目・3煎目と湯冷ましをすることなく湯温の調整ができます。
1煎目は水のみで浸出。
2煎目は冷たいお茶の葉・冷たい急須によって、熱湯であっても湯温が下がります。
3煎目は温かいお茶の葉・温かい急須に熱湯が注がれるので、ほぼ湯温が下がりません。
つまり、1煎目・2煎目・3煎目と徐々にお茶の葉に熱が加わることになります。
お茶の葉に徐々に熱が加わることによって
1煎目は、お茶の葉表面の旨味成分が浸出し、
2煎目は、お茶の葉内側の渋味成分が浸出し、
3煎目は、お茶の葉のさらに内側の苦渋味成分が浸出します。
1煎目・2煎目・3煎目が合わさることにより、コクのあるお茶になります。
一石二鳥以上の淹れ方になりますので、ぜひお試しください。
【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からのお知らせ
新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。
この記事で淹れたお茶は当社の深蒸し煎茶「千鳥」です。
興味があれば狭山 深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】をご覧ください。
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