冷たい緑茶の作り方(1人分)【冷茶でもコクと香りを楽しめます】
更新日:2022.6.26
この記事では「1人分の冷たい緑茶の美味しい作り方」ご紹介します。
ご紹介する冷茶の淹れ方をすると、味・香りがはっきりとしてコクのある冷茶に仕上がはずです。
目次
今回淹れる緑茶
今回は、こちらの新茶の深蒸し煎茶で冷茶を作ります。
冷たい緑茶を作るために用意する茶器など
用意する道具は、250ccの急須・100ccの湯呑み・300cc程のグラス・湯冷まし器(なければ代わりの器)・ティースプーンをご用意ください。
グラスには氷を入れますので、あらかじめご用意ください。
1人分の冷たい緑茶の作り方
それでは実際に、1人分の冷茶を淹れていきます。
お茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間にご注目ください。
お湯の量
まず、湯呑みの9分目までポットの100℃の熱湯を注ぎます。
通常は8分目ですが、1人分のお茶を淹れる場合は、お湯の量を多めにすることがポイントです。
お湯の温度(湯温の調整)
湯呑み全体が温まりましたら、お湯を急須に移します。
急須全体が温まると、湯温は80℃程になります。
煎茶の湯温の適温は70℃~80℃です。
今回は、湯温80℃で淹れます。
湯温の下げ方は、器にお湯を移して、その器全体が温まれば湯温は10℃程下がりますので、これを利用します。
今回の場合は、ポットの100℃の熱湯を湯呑みに移して90℃、90℃の湯呑みのお湯を急須に移して80℃です。
湯温を下げる理由は、煎茶の旨味や甘味を引き立てるためです。
高温で煎茶を淹れると渋味・苦味が強く出てしまいます。
急須全体が温まったら、急須にお茶の葉を入れるために、一旦急須のお湯を湯呑みに移しておきます。
お茶の量
急須にお茶の葉を2人分の4g~6g入れます。
お茶の葉の量を2人分にすることがポイントです。
今回は5gにします。ティースプーン山盛り1杯(3g)と、すり切り1杯(2g)で5gです。
浸出時間
湯呑みのお湯を急須に注ぎます。
お湯を急須に注いだら、水位を確認し2煎目の湯量の参考にします。
浸出時間は今回淹れるお茶が深蒸し煎茶なので30秒です。
(淹れる煎茶によって浸出時間は変えてください。浅蒸し煎茶でしたら1分~1分半、普通蒸し煎茶でしたら1分、中蒸し煎茶でしたら40秒~50秒、特蒸し煎茶でしたら20秒~30秒が目安です)
30秒経ったら湯冷まし器に注ぎます。
濃いお茶が好みの方は数回急須を傾けて淹れてください。
さっぱり飲みたい方は、1回で徐々に急須を傾けて淹れてください。
最後の1滴まで注ぎ切ります。
2煎目
2煎目は1煎目で確認した水位までポットの熱湯を注ぎます。
お茶の葉がすでに開いていてお茶の成分が出やすくなっているので、熱湯を急須に注いだら、すぐに湯冷まし器に注ぎます。
最後の1滴まで注ぎ切ってください。
注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。
1煎目と2煎目を合わせたのは、日本茶が1煎目と2煎目を合わせると、コクが出て美味しいからです。
氷を淹れたグラスに注いで、急速に冷やして完成です。
まとめ:冷たい緑茶の作り方(1人分)
1人分の冷茶を美味しく淹れるポイントは3つあります。
1つ目は、お茶の量を2人分にすることです。
1人分の茶量にすると、お茶の味は薄くなります。
今回は氷が溶けることも考慮して多めの5gにしました。
2つ目は、お湯も通常よりやや多めに使うことです。
お茶は、そのお茶の重さの約4倍のお湯を吸収します。
通常の湯量にすると、1煎目の浸出液が不足するのでご注意ください。
3つ目は、お茶をお湯で浸出させて氷で急速に冷やすことです。
今回の淹れ方の最大のメリットになりますが、お湯でお茶を浸出させ、1煎目・2煎目を合わせることにより、お茶の旨味・甘味と渋味が合わさったコクを味わえます。
また、お湯で浸出、氷で急冷させることにより、お湯でお茶を淹れた時と同じような味・香りを楽しめます。
下記の記事では、日本茶の旨みを最大限楽しめる「氷出しのお茶」を紹介しています。ご興味があればぜひご覧ください。
【お茶の氷出し】氷出し緑茶(煎茶)の作り方【一人分】2煎目も楽しめます
【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からお知らせ
新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。
この記事では深蒸し煎茶から冷茶を作りました。
深蒸し煎茶は冷茶に最適なお茶でもあります。
深蒸し煎茶にご興味があれば【狭山茶の通販】深蒸し煎茶をご覧ください。
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