冷たい和紅茶(茶葉)の淹れ方【1人分】甘い香りと甘味・優しい渋味を味わう
更新日:2022.7.30
この記事では「1人分の冷たい和紅茶(茶葉)の淹れ方」をご紹介します。
ご紹介する冷たい和紅茶の淹れ方をすると、和紅茶の特徴活かしたコクのある冷たい紅茶を作れます。
目次
和紅茶とは
和紅茶は日本で生産されたおチャの葉を原料に造られた紅茶です。
和紅茶の特徴は甘い香りと甘味、優しい渋味です。
繰り返しになりますが、この記事では和紅茶の特徴の甘い香りと甘味・優しい渋味を味わえる、コクのある冷たい和紅茶の淹れ方(1人分)をご紹介します。
和紅茶を大きく分けると、ブロークンタイプとリーフタイプの2つに分けられます。
ブロークンタイプの和紅茶は葉が細かく、短い浸出時間でもしっかりとした味が楽しめるのが特徴です。
一方、ブロークンタイプの和紅茶は葉の形がしっかり残った和紅茶です。
リーフタイプの和紅茶は長めの浸出時間が必要になります。
今回はブロークンタイプの和紅茶を使って、1人分の冷たい和紅茶を淹れます。
冷たい和紅茶(茶葉)を淹れるための茶器
600ccの急須・200ccの湯呑み・500ccのグラス・300cc以上の器(今回は湯冷まし器を使います)・茶さじをご用意ください。
グラスには氷を入れますので、あらかじめご用意ください。
1人分の冷たい和紅茶(茶葉)の淹れ方
実際に1人分の冷たい和紅茶を作っていきます。
美味しいお茶を淹れるポイントのお茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間にご注目ください。
冷たい和紅茶の作るための湯温と湯量
まず、ポットの100℃の熱湯を200ccの湯呑みの8分目(120cc)まで注ぎます。
湯吞み全体が温まったら、湯呑みのお湯を急須に移します。
急須全体が温まると湯温は80℃程です。
湯温の下げ方は器にお湯を移して、その器全体が温まれば、湯温は10℃程下がります。
今回は100℃のポットの100℃の熱湯を湯呑みに移して90℃、90℃の湯呑みのお湯を急須に移して80℃です。
湯温を下げた理由は和紅茶表面の甘味を引き出すためです。
急須全体が温まったら急須に和紅茶を入れるために、一旦湯呑みにお湯を移します。
冷たい和紅茶の茶量
和紅茶の葉の量は1人3gです。
ですが、1人分のお茶を淹れるのに1人分のお茶の量では風味が薄くなるので、お茶の量は2人分にしてください。
今回は和紅茶の量を6gにします。
茶さじ山盛り1杯が3gなので、2杯急須に入れます。
冷たい和紅茶の浸出時間
湯呑みのお湯を急須に注ぎます。
お湯を注いだら二煎目のために急須の中の水位を確認しておくと、二煎目の湯量の目安になります。
今回の紅茶はブロークンタイプの和紅茶なので浸出時間は30秒です。
(リーフタイプの和紅茶の場合は1分程浸出させてください)
30秒経ったら器に注ぎます。
最後の一滴まで注ぎ切ります。
注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。
冷たい和紅茶 二煎目
二煎目を淹れます。
二煎目は和紅茶の渋味を引き出すためにポットの熱湯を使います。
一煎目ですでに葉が開いていて和紅茶の成分が浸出しやすくなっているので、熱湯を注いだら、すぐに一煎目に注いだ器に注いでください。
最後の一滴まで注ぎ切ります。
注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。
氷を入れたグラスに注いで完成です。
氷に当てるように注いでください。
まとめ:冷たい和紅茶(茶葉)の淹れ方【1人分】甘い香りと甘味・優しい渋味を味わう
この記事では、和紅茶の特徴の甘い香りと甘味、優しい渋味を味わえる冷たい和紅茶の淹れ方(1人分)をご紹介しました。
ポイントは3つあります。
- 1つ目は一煎目を低温のお湯で浸出させることにより和紅茶の甘味を引き出したこと
- 2つ目は渋味にある二煎目と甘味のある一煎目を合わせてコクを出したこと
- 3つ目は温かい和紅茶を氷で急冷させたこと
上記のような手順で和紅茶を淹れると、お湯で淹れた時以上の風味を冷茶で楽しめます。
ひと手間かかりますが熱湯だけで浸出させた和紅茶よりも、コクのある和紅茶が楽しめます。
ぜひお試しください。
和紅茶ティーバッグを使った冷茶の作り方についても下記の記事で解説しています。ティーバッグの紅茶をお持ちでしたら参考になると思います。
関連記事:和紅茶ティーバッグを使った冷たい和紅茶の作り方(1人分)
水筒用の和紅茶の作り方にご興味があれば、下記の記事をご覧ください。
関連記事:水筒用の和紅茶の作り方【甘味・渋味をバランスよく楽しむ】
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