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【お茶を急須で置いておく時間】煎茶の蒸し具合を見極めるポイント3つ

公開日:2022.3.26 / 最終更新日:2026.2.23

狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。

この記事では「お茶を急須で置いておく時間(浸出時間)」について解説します。

浸出時間は「日本茶を美味しく淹れる4つのポイント」の1つです。

この記事を読めば、煎茶の種類によって浸出時間を変える理由を知れて、浸出時間を見極めるコツがわかります。

日本茶を美味しく淹れる4つのポイント

日本茶を美味しく淹れる4つのポイント

まずは日本茶を美味しく淹れるポイントをまとめます。

  • ・お茶の量
  • ・お湯の量
  • ・お湯の温度
  • ・浸出時間(お茶を急須で置いておく時間)

以上、4つのポイントの掛け算で日本茶の味は決まります。

お茶の量・お湯の量・お湯の温度はほぼ固定で変えません。
(お茶の種類ごとに、若干変える必要はあります)

具体的には煎茶の1人分では、お茶の量が2g~3g、お湯の量が60cc、1煎目のお湯の温度が70℃~80℃となり固定です。

ただし煎茶は蒸し具合に応じて浸出時間を変えます

蒸し具合は摘まれた生葉の「蒸し時間」のことです

煎茶は蒸し時間の短いものから、浅蒸し煎茶・普通蒸し煎茶・中蒸し煎茶・深蒸し煎茶・特蒸し煎茶に分類されます。

つまり煎茶には5つの浸出時間があるということです。

この浸出時間は購入されるお茶の袋に基本的には記載があると思いますが、なかには記載がないものもあります。

この記事を参考にすると、煎茶の蒸し具合の見極めもできるようになるはずです。

次章より、蒸し時間の短い普通蒸し煎茶と蒸し時間の長い深蒸し煎茶を比較して、浸出時間の見極めのコツや浸出時間を変える理由を解説します。

煎茶の蒸し具合を見極めるポイント

深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶
左が当社の深蒸し煎茶【達磨 Daruma】、右が手摘み茶【雲龍 Unryu】

それでは実際にお茶を見ながら「煎茶の蒸し具合を見極めるポイント」を解説します。

左が深蒸し煎茶、右が普通蒸し煎茶です。

煎茶の蒸し具合を見極めるポイントは3つあります。

ポイント①:外観(見た目)

深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶の外観の比較
深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶の形状の比較

煎茶の蒸し具合のを見極めるポイントの1つ目は「外観(見た目)」です。

左の深蒸し煎茶の方が右の普通蒸し煎茶よりも、黄色味がかって見えると思います。

これは蒸し時間の違いによるものです。

お茶は蒸し時間を極端に長くすると褐色になります(茶業界では飴色と言われています)。

蒸し時間の短い煎茶から「緑色⇒黄緑色⇒黄色⇒褐色」といった変化をします。

色だけでなく形状にも注目すると、普通蒸し煎茶の方が深蒸し煎茶よりも明らかに針状または棒状の形をしているのがわかるはずです。

そして深蒸し煎茶の方が普通蒸し煎茶よりも細かい部位が多いのもわかると思います。

まとめると、煎茶の外観(見た目)での蒸し具合の判断は、お茶の葉の色と形状で行います。

ポイント②:手触り

深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶の手触りの比較

煎茶の蒸し具合を見極めるポイントの2つ目は「手触り」です。

手触りは、お茶の葉を触った時の感触です。

普通蒸し煎茶の手触り

普通蒸し煎茶は蒸し時間が短いために、製造工程中にお茶の葉の形状が崩れず、しっかりとした形状が残ります

形状が残り硬いため、お茶の葉を触ると手に刺さる感触があります。

深蒸し煎茶の手触り

深蒸し煎茶は蒸し時間が長いために、製造工程中にお茶の葉の形状が崩れやすく、形状が残りづらいため触った感触は柔らかく粉も目立ちます

ポイント③:香り

煎茶の蒸し具合を見極めるポイントの3つ目は「香り」です。

普通蒸し煎茶は蒸し時間が短いために、お茶本来の香りが残りやすいです。

一方で、深蒸し煎茶は蒸し時間が長いため、お茶本来の香りが薄まります
(ただし、深蒸し茶は火入れによって味・香りともに様変わりします)

煎茶の蒸し具合を見極めるポイントまとめ

煎茶の蒸し具合を見極めるポイントをまとめますと、見た目の色と形・手で触った時の感触・香りです。

自分で煎茶の蒸し具合を見極める場合は、この3点に注目して色んなお茶を見て飲んでください。

最初は難しいかもしれませんが、少しずつ煎茶の蒸し具合がわかってくるはずです。

普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶の成分の浸出具合の比較

深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶の浸出液の比較
深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶を熱湯で3分浸出

普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶を同じ条件で熱湯で浸出させ、お茶の成分の出方を観察します。

左が深蒸し煎茶、右が普通蒸し煎茶です。

熱湯を注ぎ、3分間浸出させます。

深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶の浸出液の比較
茶殻を取り出した浸出液

煎茶はお茶の葉が水分を吸収し、葉が開くことで成分が浸出します。

深蒸し煎茶は蒸し時間が長いため形状が崩れ、粉や微粒子も多いので上の画像の通り、普通蒸し煎茶よりも多くのお茶の成分が浸出します(浸出液の濃度で判断しています)。

一方で、普通蒸し煎茶は形状が崩れていないので、深蒸し煎茶よりもお茶の成分が浸出しづらく、浸出には時間がかかるのです

つまり蒸し時間の短い普通蒸し煎茶や浅蒸し煎茶は浸出時間を長く、蒸し時間の長い深蒸し煎茶や特蒸し煎茶は浸出時間を短くすると、美味しい味わいに淹れられると言えます。

煎茶の蒸し具合に応じた浸出時間は、下記を参考にしてください。

  • ・浅蒸し煎茶は1分30秒
  • ・普通蒸し煎茶は1分
  • ・中蒸し煎茶は40秒~50秒
  • ・深蒸し煎茶は30秒
  • ・特蒸し煎茶は20秒~30秒

なお、この時間はあくまでも参考なので、お好みやお茶に応じて変えていただいて構いません。

まとめ:【お茶を急須で置いておく時間】煎茶の蒸し具合を見極める練習をしよう!

この記事では、4つある日本茶を美味しく淹れるポイントの1つ、浸出時間(お茶を急須で置いておく時間)についてまとめました。

煎茶は蒸し具合で浸出時間を変えます。

煎茶の蒸し具合を見極めるポイントは、次の3つです。

  • ・見た目の色と形
  • ・手で触った時の感触
  • ・香り

以上3点に注目して、色々なお茶を見て飲んでいくと、少しずつ煎茶の蒸し具合がわかってくると思います。

煎茶を淹れる際は、煎茶の蒸し具合を見極めた上で、浸出時間を変えることが大切です。

蒸し時間の短い浅蒸し煎茶や普通蒸し煎茶は浸出時間を長く蒸し時間の長い深蒸し煎茶や特蒸し煎茶は浸出時間を短くすることがポイントになります。

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新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。

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詳しくは下記をご覧ください。

狭山 深蒸し煎茶【達磨 Daruma】

狭山 手摘み茶【雲龍 Unryu】

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