温かい水筒用のお茶の作り方【ホット】日本茶のコクを楽しめます!
更新日:2022.10.20
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事ではお茶の葉から作る「温かい水筒用お茶の作り方」をご紹介します。
寒い時期におすすめの温かい水筒用煎茶です。
日本茶のコクを楽しめるお茶に仕上がります。
注意点としてはお湯で作ったお茶は酸化しやすいので、可能であれば半日、長くても作ったその日のうちに飲み切ることです。
目次
今回使う水筒用のお茶
今回は、当社の深蒸し煎茶【霰 Arare】を例に温かい水筒用煎茶の作り方を解説します。
やや強めに火入れをした深蒸し煎茶で、旨味と香りを引き出した、すっきりとした狭山茶です。
水筒用のお茶を作るための茶器
今回使う道具は500ccの水筒・250ccの急須・湯冷まし器・ティースプーンです。
500ccの水筒は作る様子が分かりやすいように透明のものを用意しましたが、実際は保温効果のある水筒をご用意ください。
温かい水筒用のお茶(煎茶)の作り方
それでは実際にお茶の葉から作る、温かい水筒用煎茶を作っていきます。
お湯の量
まず、湯冷まし器にポットの100℃の熱湯を160cc注ぎます。
(急須に直接お湯を注がないのは、急須を傷めないためです)
湯冷まし器のどの位の水位が160ccか、あらかじめ確認しておくと便利です。
湯冷まし器全体が温まったら、お湯を急須に移します。
急須全体が温まると、湯温は80℃程です。
急須全体が温まったら、お茶の葉を急須に入れるために、お湯を一旦湯冷まし器に移します。
お茶の量
お茶の量は6g~9gです。
今回、お茶の量は6gにします。
ティースプーンすり切り1杯が2gなので3杯急須に入れてください。
浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)
今回のお茶は深蒸し茶なので浸出時間は30秒程です。
使用するお茶の蒸し具合によって浸出時間は変えてください。
例えば、普通蒸し煎茶なら1分、中蒸し煎茶なら40秒といった具合です。
浸出時間に関しては下記の記事で詳しく解説しています。
【急須でお茶を置いておく時間】煎茶の蒸し具合を見極めるポイント3選
急須に湯冷まし器のお湯を注ぎ30秒待ちます。
30秒経ったら水筒に注いでください。
二煎目
次に湯冷まし器に一煎目と同様に、ポットの100℃の熱湯を160cc注ぎます。
湯冷まし器全体が温まると湯温は90℃です。
湯冷まし器全体が温まったら、急須にお湯を注ぎます。
三煎目のために、お湯を注いだら急須の水位を確認しておきます。
二煎目はお湯を急須に注いだら、すぐに水筒に注いでください。
三煎目
三煎目はポットの100℃の熱湯を急須に二煎目の水位まで注ぎます。
三煎目も二煎目同様に急須に熱湯を注いだら、すぐに水筒に注いでください。
温かい水筒用のお茶を作る際のポイント
お茶の葉の味の構造は表面が旨味、葉の中心部に近づくにつれ渋味苦味が増していきます。
今回のように80℃⇒90℃⇒100℃と、徐々に湯温を上げる淹れ方はお茶の葉の味の構造を壊さないので、コクを楽しめるお茶に作れます。
まとめ:温かい水筒用のお茶の作り方【ホット】
この記事では、お茶の葉から作る温かい水筒用煎茶の作り方をご紹介しました。
この作り方には2つのメリットがあります。
1つ目はお茶の葉の味の構造を壊すことなくお茶を作るので、コクを楽しめるお茶に仕上がります。
お茶の葉の味の構造については、下記の記事で詳しく解説しています。
2つ目はペットボトルのお茶よりも安く作れます。
100g1,000円のお茶で500cc作るとすると60円、100g500円のお茶で500cc作るとすると30円とペットボトルのお茶に比べて割安です。
少し手間はかかりますが、美味しくお得に温かい水筒用煎茶を作れますので、ぜひお試しください。
注意点としてはお湯で作ったお茶は酸化しやすいので、可能であれば半日、長くてもその日のうちに飲み切ることです。
水筒用のお茶に関しては、下記の記事でも紹介しています。ぜひご覧ください。
関連記事:水筒用の和紅茶の作り方【甘味・渋味をバランスよく楽しむ】
関連記事:水筒用ほうじ茶の作り方【ペットボトルよりも美味しく、お得です】
関連記事:水筒用の緑茶の作り方【茶葉から作る3つのメリット】
【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からお知らせ
新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。
この記事で、温かい水筒用の煎茶に使ったお茶の詳細は下記でご覧いただけます。
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