冷たい番茶の作り方(1人分)【水出しよりも美味しい】
更新日:2022.7.28
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では「1人分の冷たい番茶の作り方」をご紹介します。
記事を読むことで、美味しい冷たい番茶が作れるのはもちろん、健康効果も期待できる冷たい番茶を作れます。
目次
番茶とは
番茶について簡単にご説明します。
番茶は一般的に仕上げの時に篩(ふるい)の上に残った大きい葉や9月以降に摘んだおチャを原料として作られたお茶です。
9月以降に摘まれた番茶は「秋冬番茶(しゅうとうばんちゃ)」と呼ばれています。
今回は9月以降に摘まれた番茶である秋冬番茶を使い、1人分の冷たい番茶を作ります。
秋冬番茶は「秋冬番茶」、または、ただ単に「番茶」として販売されていますね。
秋冬番茶の健康効果について
秋冬番茶に含まれる成分に「ポリサッカライド」という成分があります。
この成分の効能は血糖値上昇抑制効果です。
血糖値の上昇が抑制されるので、糖尿病の予防効果が期待できます。
また、体脂肪が燃焼される働きを促進することからダイエット効果も期待できます。
秋冬番茶は陽射しを良く浴びているお茶なのでカテキンも多く含んでいます。
この記事では秋冬番茶に含まれる2つの健康成分の「ポリサッカライド」と「カテキン」を極力引き出す1人分の冷たい番茶の作り方をご紹介します。
冷たい番茶を作るための茶器など
250ccの急須・100ccの湯呑み2客・500cc程のグラス・300cc程の器(今回は湯冷まし器)・茶さじをご用意ください。
グラスには氷を入れますので、あらかじめご用意ください。
冷たい番茶の作り方(1人分)
それでは、秋冬番茶の2つの成分のポリサッカライドとカテキンを極力引き出す1人分の冷たい番茶を作っていきます。
美味しいお茶を淹れるポイントのお茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間にご注目ください。
番茶の茶量
番茶のお茶の量は1人2g~3gです。
今回は多めの3gで作ります。
ただし、1人分のお茶を淹れるのに1人分のお茶の量では風味が薄くなるので2人分の6gにします。
茶さじすり切り1杯が3gなので、2杯急須に入れます。
番茶の水量と浸出時間
次に、あらかじめ計量しておいた浄水器に通した水120ccを急須に注ぎます。
浸出時間は5分取ります。
5分経ったら器に注いでください。
最後の1滴まで注ぎ切ります。
番茶の2煎目
二煎目は熱湯を使います。
まず、ポットの100℃の熱湯を湯呑み2客の8分目まで注ぎます。
湯呑み2客で120ccです。
湯呑み全体が温まると湯温は90℃程になります。
湯呑み全体が温まったら急須にお湯を注ぎます。
二煎目の浸出時間は30秒取ります。
30秒経ったら、一煎目を注いだ器に追加で注ぎます。
最後の1滴まで注ぎ切ってください。
注ぎ終わったら急須の背中を叩いてお茶が蒸れるの防ぎます。
氷を入れたグラスに注いで完成です。
氷に当てるように注いでください。
まとめ:冷たい番茶の作り方(1人分)【水出しよりも美味しい】
この記事では、番茶の2つの成分のポリサッカライドとカテキンを極力引き出す1人分の冷たい番茶の作り方を紹介しました。
ポイントは下記です。
- ・一煎目を水で浸出させることにより、水で溶けだしやすいポリサッカライドを引き出す
- ・二煎目はポリサッカライドとは逆に、熱湯で溶け出しやすいカテキンを熱めのお湯で引き出す
今回は冷たい一煎目と温かい二煎目を合わせるので、一煎目のポリサッカライド(熱に弱い)を消さないように、二煎目を1度湯冷まししたお湯で浸出させました。
お茶の葉と急須は冷たい状態なので、90℃のお湯を急須に注ぐと二煎目の湯温は80℃程になると思います。
最後に、番茶の特徴としてカフェインが少ないことが挙げられます。
なので、お子様や妊婦さん等カフェインに敏感な人にもおすすめのお茶です。
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