冷たい粉茶の作り方(1人分)【冷茶】さっぱり飲みやすい!
更新日:2022.7.29
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では「1人分の冷たい粉茶の作り方」をご紹介します。
記事を読むことで粉茶を使い、さっぱりとした渋味を楽しめる冷茶を作れるのでご活用ください。
また、粉茶と粉末茶(パウダー茶)の違いも解説しています。
目次
粉茶と粉末茶(パウダー茶)の違い
粉茶は、煎茶を仕上げる際に唐箕(とうみ)と呼ばれる風力選別機で抜いた軽い部位です。
つまり、形で分けているのではなく、重さで選別しています。
また、勘違いされることが多いですが、粉茶は粉末茶(パウダー茶)とは別物です。
パウダー茶は挽いているのでお湯に溶けやすいですが、粉茶はお湯に溶けないので飲む際は急須を使って淹れます。
なお、煎茶から粉を抜く理由は粉を煎茶に残すと粉の渋味・苦味が煎茶に残り、煎茶の味を邪魔するからです。
粉茶は渋味・苦味が強く濃度のあるお茶なので、甘いものを食べる時や食事の時に一緒に飲むのがおすすめです。
この記事では、さっぱりした飲みやすい冷たい粉茶をご紹介します。
「冷たい粉末緑茶(パウダー茶)の作り方」を下記の記事で解説しています。
【緑茶】冷たい粉末緑茶(パウダー茶)の作り方・飲み方の注意点【メリット・デメリットも紹介】
今回使う粉茶

今回使う粉茶です。
静岡県掛川産の粉茶です。
冷たい粉茶(冷茶)を作るための茶器

250ccの急須・500cc程のグラス・ティースプーンをご用意ください。
グラスには、あらかじめ氷を入れるので適量をご用意ください。
冷たい粉茶の作り方(1人分)【冷茶】
実際に1人分の冷たい粉茶を作っていきます。
美味しいお茶を淹れるポイントのお茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間に注目してご覧ください。
冷たい粉茶(冷茶)の量

まず、粉茶の計量をします。
粉茶は渋味・苦味が強く、味が濃いので煎茶と同じ量を使うと非常に苦くなります。
なので、1人分1gで十分です。
しかし、1人分のお茶を淹れるのに1人分の茶量では風味が薄くなるので、1人分のお茶を淹れる時は2人分の茶量にします。
今回は粉茶を2g急須に入れます。
ティースプーンすり切り1杯が1gなので2杯急須に入れてください。
冷たい粉茶(冷茶)の湯量・湯温と浸出時間

次に、ポットの100℃の熱湯を200cc急須に注ぎます。
200ccが急須のどの位の水位か、あらかじめ把握しておくと便利です。

浸出時間は取らずに急須にお湯を注いだらすぐに氷を入れたグラスに注いでください。
最後の1滴まで注ぎ切ります。

まとめ:冷たい粉茶の作り方(1人分)【冷茶】さっぱり飲みやすい!
粉茶は、渋味・苦味が強く味が濃いのが特徴です。
なので、粉茶を淹れるポイントはお茶の量は少なめに、浸出時間は取らないか短時間で湯呑みに等に注ぐことです。
湯温に関しては、低温より高温の方が粉茶の味を楽しめます。
ご紹介した1人分の粉茶の作り方をしますと、さっぱりとした渋味を味わえる冷茶に仕上がります。
ぜひお試しください。
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