日本茶の選び方【あなたの好みに合わせた産地茶の選び方】
公開日:2022.3.12 / 最終更新日:2026.2.22
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では「産地茶別・好みに合わせた日本茶の選び方」について解説します。
産地ごとにお茶を一括りにすることは難しいですが、私個人の見解をお話します。
この記事を読めば、あなた好みのお茶が見つかるはずです。
今回選んだおもな産地は、鹿児島県・佐賀県・福岡県・京都府・静岡県・神奈川県・埼玉県です。
前提として、各県ともに100g1,000円程の煎茶の参考に解説します。
目次
鹿児島県の煎茶


まず鹿児島県のお茶の特徴や、どんな人におすすめかについて説明します。
鹿児島県のお茶は、中蒸しのかぶせ茶が多い印象です。
渋味が少なく旨味成分が多い、綺麗な鮮緑色のお茶と言ったイメージです。
味の濃度としては、濃くはなくさっぱり飲めるお茶ですね。
以上のことから、鹿児島県のお茶をおすすめしたいのは、日本茶を初めて飲む方やお茶に慣れていない方です。
渋味が少なく味の濃度が濃すぎることがないお茶なので、日本茶を初めて飲む人には抵抗なく飲めるお茶と言えます。
なお鹿児島県のお茶は玉露と煎茶の間のかぶせ茶なので、玉露風にも煎茶風にも楽しめます。
鹿児島県のお茶の面白いところと言えますね。
福岡県の煎茶


次に福岡県のお茶について説明します。
福岡県のお茶も、中蒸しのかぶせ茶が多い印象です。
鹿児島県のお茶との違いは、鹿児島県のお茶が旨味なら、福岡県のお茶は甘味と言った印象です。
これは荒茶や仕上げ茶でも印象が変わるので、表現するのが難しいのですが、福岡県のお茶は甘味といったイメージがあります。
いずれにしても渋味・苦味が少なく甘味があり、すっきりした後味のお茶です。
ですので、福岡県のお茶に関しても、お茶に慣れていない方や日本茶を初めて飲む人にはおすすめのお茶と言えます。
佐賀県の煎茶


次に佐賀県の嬉野茶(釜炒り製玉緑茶)について説明します。
嬉野茶は蒸し製のお茶と釜炒り製のお茶の2種類がありますが、今回は釜炒り製の嬉野茶を紹介します。
釜炒り製の嬉野茶は、釜で炒ることにより「釜香」と言われる独特な香ばしい香りがあり、後味がすっきりしているお茶です。
このお茶をおすすめできる人は、蒸し製のお茶に物足らなさを感じている人です。
釜炒り製の嬉野茶は、蒸し製のお茶にはない独特な香ばしい香りと、すっきりとした味わいがあります。
嬉野茶全体量の5%ほどしか製造されていない希少なお茶です。
今飲まれている蒸し製のお茶に、物足らなさを感じている方は、ぜひ一度お試しください。
京都府の煎茶


次に京都府のお茶について説明ます。
京都府のお茶は浅蒸し煎茶や普通蒸し煎茶がほとんどです。
お茶本来のふくよかな旨味と香りが特徴で、昔ながらのお茶と言った印象です。
水出ししてもふくよかな旨味や香りは健在なので、個人的には水出しに適したお茶と思っています。
ですので、夏場にお茶を水出しで飲まれる方におすすめしたいお茶です。

静岡県の煎茶
次に静岡県のお茶についてお話をいたします。
静岡県のお茶は山のお茶と、平坦部のお茶に大別できます。
山のお茶



山のお茶は、本山茶・川根茶などがあります。
本山茶・川根茶は浅蒸し煎茶~普通蒸し煎茶で、山のお茶特有のシャープな香りがあります。
味にはそれほど濃度感はない印象なので、香りを楽しむお茶と言った印象です。
平坦部のお茶



平坦部のお茶は、掛川茶・牧之原茶・菊川茶などがあります。
深蒸し~特蒸しの煎茶で、渋味・苦味が少なく、まろやかなで濃度感のあるお茶です。
山のお茶とは逆に、味を重視したお茶と言えます。
静岡県のお茶をまとめると、お茶の香りを楽しみたい人には山のお茶を、まろやかで濃厚な味を楽しみたい人には平坦部のお茶をおすすめします。
神奈川県のお茶


次に神奈川県のお茶について説明します。
神奈川県のお茶は足柄茶ですね。
普通蒸し煎茶が多い印象です。
味・香りのバランスが良く、華やかな甘い香りが特徴です。
私も個人的に好きなお茶で、飲み飽きないお茶といった印象があります。
神奈川県のお茶をおすすめしたい人は、浅蒸し煎茶や普通蒸し煎茶を普段飲んでいるが何か物足りないと思っている人です。
神奈川県のお茶は普通蒸し煎茶としては味に濃度があります。
独特な風味があるお茶なので、1度は飲んでいただきたいお茶でもあります。
埼玉県の煎茶


最後に埼玉県のお茶について説明します。
埼玉県のお茶は狭山茶です。
埼玉県のお茶は被覆を行わない露地栽培の深蒸し煎茶がほとんどで、味に濃度感があります。
静岡県の平坦部のお茶に近いイメージですが、お茶屋さんによって嗜好が様々といった印象です。
火入れや合組(ブレンド)によって自分のお茶を追求するお茶屋さんや、品種の個性を大切にするお茶屋さん等さまざまです。
一括りにすることは難しいですが、深蒸し煎茶が多く、味には濃度があります。
ですので、埼玉県のお茶は味を重視する人におすすめと言えます。
まとめ:【緑茶の選び方】産地茶はあなたの好みに合わせて選びましょう!
この記事では産地茶の特徴から、好みに合った煎茶の選び方を解説しました。
まとめると次のようになります。
あなた好みのお茶が見つかると幸いです。
- ・鹿児島県・福岡県の煎茶は、渋味が少なく味の濃度が濃すぎることがないので、日本茶を初めて飲まれる方や日本茶に慣れていない方に
- ・佐賀県の釜炒り製のお茶は、蒸し製の煎茶に物足らなさを感じている方に
- ・京都府の煎茶や静岡県の山のお茶は、水出しのお茶を良く飲まれる方に
- ・静岡県の平坦部のお茶は、深蒸し煎茶のまろやかで濃厚な味わいを楽しみたい方に
- ・神奈川県の煎茶は、普段、浅蒸し煎茶や普通蒸し煎茶を飲まれている方で物足らなさを感じている方に
- ・埼玉県のお茶は深蒸し煎茶のまろやかで濃厚な味わいと、火入れによる香りを楽しみたい方に
下記の記事では「価格面・蒸し具合から煎茶の選び方」を解説しています。
価格で購入するときに迷う人は、煎茶を選ぶ基準ができるはずです。
関連記事:煎茶の選び方【価格・蒸し具合】おすすめできない煎茶についても解説
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