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煎茶の選び方【価格・蒸し具合】おすすめできない煎茶についても解説

更新日:2022.3.18

狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。

この記事では「煎茶の選び方」について解説します。

価格面」「蒸し具合」からの煎茶の選び方のポイントを説明しています。

また「おすすめできない煎茶」や「ペットボトルのお茶とリーフのお茶の比較」についても解説しています。

この記事を読むことで、煎茶を購入する際に良く迷われる人は選ぶ基準ができ、価格においては迷うことなく購入できるはずです。

結論としては、100g1,000円程の煎茶をおすすめします。

茶産地のお茶屋さんで購入されれる場合は800円の煎茶でも良いですね。

理由なども含め、選ばない方が良い煎茶についてもご説明します。

煎茶を選ぶときに、100g1,000円程の煎茶をおすすめする理由

100g1,000円の煎茶(深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】
100g1,000円の煎茶(深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】)

まずは、100g1,000円程の煎茶をおすすめする理由を説明します。

100g1,000円の煎茶は、いわゆる上級煎茶と言われていて、たいていのお茶屋さんでは代表となるお茶です。

そして、茶農家さんや製茶問屋さんにおいても、この価格帯のお茶は扱う量が多く造り慣れていると言えます。

逆に、さらに上の高級茶となると扱う量が少ないので造り慣れていないといった場合もあります。

私の場合ですと、高級茶の仕上げ加工は少量での仕上げとなり、機械の調整をする時間が少なくなり難易度が高くなる傾向です。

以上のことから煎茶を購入される際に、価格で迷われる方には、100g1,000円程の煎茶をおすすめします。

価格に幅を持たせると、800円~1,500円、この位のお茶をおすすめです。

次の章では、価格面でペットボトルのお茶とリーフのお茶を比較したいと思います。

価格面でのペットボトルのお茶とリーフのお茶との比較

ペットボトルのお茶とリーフの煎茶の比較

100g1,000円の煎茶が高いと感じる人もいると思いますが、実は500ccのペットボトルのお茶と同程度の価格か、それよりも割安です。

100g1,000円の煎茶を3人分淹れるのであれば、お茶の葉6gで180cc×3煎で540cc淹れられます。

540cc淹れるのに、煎茶6g使用するので60円で淹れられます。

500ccのペットボトルの値段はピンキリですが、60円では買えないはずです。
(まとめ買いなら、もしかしたら60円未満の500ccのペットボトルもあるかも知れません)

以上のように、100g1,000円の煎茶は決して高いものではありません。

さらに、100g1,000円の煎茶は1番茶が原料ですが、ペットボトルのお茶は基本的に2番茶以降のお茶が原料です。

品質、味・香りにおいて1番茶と2番茶以降のお茶では差があるので、その点を考えても100g1,000円の煎茶はおすすめです。

煎茶を選ぶときに、おすすめできない煎茶

次に、選ばない方が良い煎茶を2つ挙げます。

1.価格が安すぎる煎茶

番茶

1つ目は、価格が安すぎる煎茶です。

価格が安すぎる煎茶というのは具体的には200g500円程のお茶など、とにかく価格が安すぎる煎茶です。

おすすめできない理由は、煎が利かないのでお得ではないからです。

2煎目以降は色だけのお茶となってしまいます。

また、そもそも200g500円程の煎茶というのは、番茶です。

番茶ということを理解して、番茶を目的に購入される方以外にはおすすめできないお茶と言えます。

2.価格が高すぎる煎茶

高級茶

2つ目は、価格が高すぎる煎茶です。

価格が高すぎる煎茶というのは、具体的には100g3,000円以上のお茶です。

このクラスの煎茶は品評会に出品されるような旨味成分の多い個性的なお茶が多く、お茶選びに迷う初心者の人にはおすすめできません。

1煎目から少なめのお湯をしっかり湯冷ましをし、多めの茶量・長めの浸出時間で淹れるのがポイントになり、ある程度お茶に慣れた人におすすめのお茶です。

このクラスのお茶を買うのは、初心者の人にはまだ早いと思われます。

お茶の知識がある程度身についてお茶を淹れるのにも慣れてからの方が、そのお茶の価値がわかるはずです。

この2つの「価格が安すぎる煎茶」と「価格が高すぎる煎茶」は購入の選択肢から外すことをおすすめします。

【煎茶の選び方】普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶の比較

普通蒸し煎茶(手摘み茶【雲龍 Unryu】)
普通蒸し煎茶(手摘み茶【雲龍 Unryu】
深蒸し煎茶(深蒸し煎茶【達磨 Daruma】)
深蒸し煎茶(深蒸し煎茶【達磨 Daruma】

最後に、普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶、どちらがおすすめかについて私の見解を説明します。

これは茶業界でも永遠のテーマかも知れませんが、結論として、嗜好の問題だと私は思います。

つまり、どちらを選んでも正解です。

一般的に、普通蒸し煎茶は香り高く煎が利き、お茶の葉の再現性が高いため深蒸し煎茶よりも一部では評価が高いように思われます。

しかし、私の今までの経験上そうとも言えません。

普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶は香りの質が異なります。

そして、深蒸し煎茶においても香り高いお茶は存在します。

さらに、煎が利く深蒸し煎茶も存在します。

お茶の葉の再現性に関しては、さすがに普通蒸し煎茶に軍配が上がりますが、これは製造工程上当然のことです。

結論としては、普通蒸し煎茶を選ぶべきか深蒸し煎茶を選ぶべきかは、その人の嗜好によります。

色んな煎茶を飲んでいく中であなたの好みに合うお茶を選んでください。

まとめ:煎茶の選び方【価格・蒸し具合】おすすめできない煎茶についても解説

今回は「煎茶の選び方」について解説しました。

結論としては、100g1,000円程の煎茶をおすすめします。

100g1,000円の煎茶が高いと感じられる方もいらっしゃると思いますが、実は500ccのペットボトルのお茶と同程度の価格か、それよりも割安です。

そして、おすすめできない煎茶としては、200g500円ほどの「価格が安すぎる煎茶」と100g3,000円以上の「価格が高すぎる煎茶」の2つがあります。

また、普通蒸し煎茶と深蒸し煎茶はどちらを選んだ方が良いかということに関しては、嗜好の問題なので、あなたの好みで選ぶのが正解です。

下記の記事では「産地茶の選び方」を解説しています。

各産地のお茶の特徴、選び方がわかります。

興味があればぜひ読んでみてください。

日本茶の選び方【あなたの好みに合わせた産地茶の選び方】

【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からお知らせ

新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。

この記事で紹介した100g1,000円の煎茶は下記よりご覧いただけます。

狭山 深蒸し煎茶【千鳥 Chidori】100g

       

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