お茶の保存方法【ジップロックを使った長期保存も解説】
更新日:2021.12.14
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では「2つのお茶(茶葉)の保管・保存方法」について説明します。
- ・茶袋を開封したお茶の保管方法
- ・未開封のお茶の長期保存方法
この記事を読み終えることで、普段のお茶を飲み切る最後まで美味しくいだだけます。
お茶(仕上げ茶)は、含水率2%~3%程で皆さんの元に届きます。

非常に良く乾燥していて傷みにくいお茶ですが、いくつかの要因ででお茶の品質が劣化してしまいます。
この記事ではお茶を劣化させる5つの要因と、できる限りお茶を劣化させない2つの保管・保存方法を紹介します。
目次
【お茶の保存方法を知る前に】お茶を劣化・変質させる5つの要因
お茶を劣化・変質させるものは以下の5つです。
これらの要因はお茶の成分を酸化させたり、劣化させます。
- ・酸素
- ・湿度
- ・高い温度
- ・光(紫外線)
- ・他のものの匂い
酸素はお茶のカテキン・ビタミンCを酸化させ、湿度はお茶の葉の含水率を増加させ酸化を進ませます。
高い温度はお茶のカテキンを酸化させ、光(紫外線)はお茶の葉の色と香りを劣化させます。
匂いに関しては、お茶は匂いを吸着するので、封がされていない状態で保管しておくと近くにあるものの匂いを吸着するので注意してください。
以上のことを踏まえて、お茶の保管・保存方法について解説します。
茶袋の封を開けたものと未開封のもので保管・保存方法は異なるので、それぞれご紹介します。
【お茶の保存方法】茶袋から開封したお茶の保管方法

まずは、茶袋から開封したお茶の保管方法を紹介しますね。
開封した茶袋は空気を良く抜き、クリップ等でとめます。
基本的にお茶の袋は酸素・湿気・光(紫外線)・匂いを通さないので、お茶の袋に入れたまま保管するのがおすすめです。
もし茶缶をお持ちなら、茶袋にお茶を入れた状態のままで茶缶に入れると、より保管状態は良くなります。
この状態で日の当たる所や温度の高いところは避けて、冷暗所で保管しましょう。

ちなみに、茶缶(茶筒)に直接お茶を入れる場合は中蓋は落としてください。
お茶が空気に触れない分、傷みづらくなります。
常温でのお茶の保管期間の目安
茶袋に入れた状態で茶缶に保管、または茶缶に直接お茶を入れた場合の保管期間は1ヶ月を目安にしてください。
あくまでも目安ですが、1ヶ月を過ぎたお茶は劣化が進みます。
なので、購入するお茶の量は1ヶ月で飲み切る分を目安にするのがおすすめです。
冷蔵庫でのお茶の出し入れに関して
また、1度封を開けたお茶の冷蔵庫での保管や、出し入れについてもおすすめしません。
理由は温度差によってお茶に水滴が付く可能性が高いからです。
もちろん、水滴が付いたお茶は劣化してしまいます。
【ジップロックを使ったお茶の保存】未開封のお茶の長期保存方法

大量購入等の理由で、未開封のままのお茶を長期保存する方法を紹介します。
未開封のままのお茶の長期保存には、冷蔵庫での保存をおすすめします。
お茶の保存の適温は5℃~10℃なので、冷蔵庫で十分です。
冷蔵庫で保存する場合には1つ注意が必要です。
それは匂いが移りやすいことです。
茶袋だけで冷蔵庫に入れると、他の食品の匂いが茶袋に移り気になりますので、ジップロック等の袋に入れて保存するのがおすすめします。
(可能であれば、2重にしてください)
冷蔵庫に保存したお茶を使うときの注意点
冷蔵庫に保存したお茶を使うときは使う1日前に冷蔵庫から開封せずにお茶を出しておきます。
翌日にはお茶が常温に戻っているので開封して使ってください。
お茶を常温に戻さずにお茶の袋を開封すると、気温とお茶の温度差でお茶に水滴が付きお茶を劣化させてしまいます。
冷蔵庫でのお茶の出し入れをおすすめしないのはこのためです。
まとめ:お茶の保存方法【ジップロックを使った長期保存も解説】
この記事では2つのお茶の保管・保存方法を紹介いたしました。
- ・開封したお茶の保管方法
- ・未開封のお茶の長期保存方法
どちらもお茶を劣化させる要因を、できるだけ解消した保管・保存方法です。
【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からお知らせ
新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。
当社の狭山茶に興味がありましたら【狭山茶の通販】オンラインショップをご覧ください。
新着記事
2022.11.20
2022.10.20
2022.9.14
2022.8.17
2022.7.30
2022.7.29
2022.7.28
2022.7.28
カテゴリー
- 狭山茶(3)
- 深蒸し煎茶(0)
- 手摘み茶(2)
- お茶に関すること(3)
- 急須に関すること(3)
- 狭山ほうじ茶(4)
- その他のお茶(2)
- 日本茶(緑茶)の品種(4)
- お茶の美味しい淹れ方(14)
- 水筒用のお茶(4)
- 手揉み茶(2)
- 冷茶(2)
- 和紅茶(2)
- おすすめのお茶の選び方(3)
- 玉露(1)
- 茎茶(棒茶)(1)
- 番茶(1)
- 粉茶(1)
- 粉末緑茶(パウダー茶)(1)
- お茶の育て方(1)
タグ
- 100均鍋
- 1人分の淹れ方
- お湯の計量方法
- お湯の量
- お茶の保管・保存
- お茶の味の構造
- お茶の淹れ方のポイント
- お茶の美味しい淹れ方のポイント
- お茶の食べ合わせ
- パウダー茶
- ふくみどり
- ほうじ茶
- ほうじ茶の作り方
- むさしかおり
- ゆめわかば
- 冷茶
- 和紅茶
- 品種茶
- 多人数
- 多人数の淹れ方
- 大福茶
- 廻し注ぎ
- 急須
- 急須でお茶を置いておく時間
- 急須でのお茶の取り扱い
- 急須なし
- 急須の洗い方
- 急須の種類
- 急須の選びのポイント
- 急須の選び方
- 手揉み茶
- 手摘み茶
- 新茶
- 日本緑茶の種類
- 日本茶のコク
- 日本茶の淹れ方のポイント
- 時短
- 時間を計らない
- 時間短縮
- 普通蒸し煎茶
- 水筒用のお茶
- 水筒用のお茶の作り方
- 氷出し
- 浸出時間
- 深蒸し煎茶
- 深蒸し煎茶と普通蒸し煎茶の比較
- 深蒸し茶
- 湯冷まし
- 煎茶の2煎目以降の淹れ方
- 煎茶の蒸し具合を見極めるポイント
- 煎茶の選び方
- 狭山茶
- 玄米茶
- 玄米茶の作り方
- 玄米茶の淹れ方
- 玉露
- 産地茶
- 番茶
- 粉末緑茶
- 粉茶
- 茎茶