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【急須を使ったお茶の淹れ方】廻し注ぎせずに、お茶の濃度を均等にする方法

更新日:2022.1.23

狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。

この記事では、急須を使ったお茶の淹れ方おける「廻し注ぎをせずに、お茶の濃度を均等にする淹れ方」をご紹介します。

この記事をお読みいただきますと、廻し注ぎが苦手な方でも簡単にお茶を均等に淹れられようになります。

廻し注ぎとは下記のような淹れ方です。

1⇒2⇒3と注いだら、3⇒2⇒1と戻る注ぎ方です。

廻し注ぎのやり方


結論から言ってしまうと、湯冷まし器を使うと数人分のお茶の濃度を均等に淹れることができます。

茶器について

今回使用する茶器をご紹介します。

茶器について

250ccの急須(3人用)・100ccの湯呑み3客湯冷まし器ティースプーンをご用意ください。

今回は深蒸し煎茶を使って説明します。

狭山茶の深蒸し煎茶の茶葉(リーフ)

それでは「廻し注ぎをせずに、お茶の濃度を均等にする淹れ方」を説明します。

美味しくお茶を淹れるポイントのお茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)に注目してご覧ください。

お湯の量

お湯の量とお湯の計量の仕方

ポットの100℃の熱湯を湯呑み3客に60ccずつ注ぎます。

この湯呑みの場合は8分目が60ccです。

お使いの湯呑みのどの位が60ccか、あらかじめ把握しておくと便利です。

湯呑み全体が温まったら、急須にお湯を移します。

お湯の温度

お湯の温度

煎茶の湯温の適温は70℃~80℃です。

今回は湯温80℃で淹れます。

湯温の下げ方は器にお湯を移し、その器全体が温まれば湯温は10℃程下がります。

今回はポットの100℃の熱湯を湯呑みに移して90℃、湯呑みのお湯を急須に移して目標の80℃です。

急須全体が温まったら、湯温は80℃です。

急須にお茶の葉を入れるために、一旦急須のお湯を湯呑みに移します。

湯呑みにお湯を移す

お茶の量

お茶の量(お茶の計量)

お茶の葉の量は1人2g~3gです。

今回は1人2gで淹れます。

ティースプーンすり切り1杯が2gなので3杯急須(6g)に入れます。

浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)

浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)

今回淹れるお茶は深蒸し煎茶なので、浸出時間は30秒です。
(浸出時間は淹れる煎茶の蒸し具合で調整してください)

お湯を注いだら、2煎目のために水位を確認し30秒待ちます。

注ぎ方

注ぎ方

ここがポイントですが、湯呑みに注ぐのではなく湯冷まし器に注ぎます

濃いお茶が好みなら、急須を数回傾けて淹れてください。

さっぱりしたお茶が好みなら、1回傾けて淹れてください。

最後の1滴まで注ぎ切ります。

注ぎ切ったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。

湯冷まし器のお茶を湯呑みに注いで完成です。

湯冷まし器で注ぎ分け

2煎目に関してですが、1煎目を湯呑みに注がず湯冷まし器に置いておき、2煎目を合わせても美味しいのでおすすめです

淹れ方としては、ポットの熱湯を急須の1煎目の水位まで注ぎ、すぐに湯冷まし器に注いでください。

1煎目と2煎目を別々に楽しんだり、1煎目と2煎目を合わせたり、その日の気分やお好みでお楽しみください。

  • 1煎目と2煎目を別々に飲むと、1煎目と2煎目の風味の違いを楽しめます
  • 1煎目と2煎目を合わせると、味に奥行き(コク)が出でて美味しいです

この淹れ方には1つデメリットがあります。

それは湯温がやや低くなることです。

今回の淹れ方ですと、湯冷まし器を温めていないので、お茶を注ぐと若干ですが湯温が低くなります。

気になる人はあらかじめお湯等で湯冷まし器を温めておくことをおすすめします

まとめ:【急須を使ったお茶の淹れ方】廻し注ぎせずに、お茶の濃度を均等にする方法

この記事では、廻し注ぎの代わりに湯冷まし器を使うことによって、お茶の濃度を均等にする淹れ方を紹介しました。

廻し注ぎが苦手な方は、ぜひお試しください。

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