【急須を使ったお茶の淹れ方】3人用の急須で6人分の煎茶を淹れる方法
更新日:2022.2.5
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶の新井です。
この記事では多人数のお茶の淹れ方、具体的には、煎茶用の3人用の急須で、倍の人数の6人分の煎茶を淹れる方法を解説します。
多人数のお茶を淹れる時に、小さい急須しか手元にない場合などにお役立ていただけます。
目次
今回淹れるお茶
今回は狭山茶の深蒸し煎茶を使って、淹れ方の説明をします。
使用する茶器
250ccの急須・100ccの湯呑み6客・300cc~400cc程の湯冷まし器・ティースプーンをご用意ください。
湯冷まし器をお持ちでなければ、大きめの器をご用意ください。
【急須を使ったお茶の淹れ方】3人用の急須で6人分の煎茶を淹れる方法
お湯の量・お湯の温度
まず、湯呑み3客の8分目までポットの100℃の熱湯を注ぎます。
湯呑み全体が温まったら、急須に湯呑みのお湯を移してください。
急須全体が温まると、湯温は80℃程になります。
煎茶の1煎目の湯温の適温は70℃~80℃です。
今回は目標湯温を80℃にします。
湯温の下げ方としては、器にお湯を移して、その器全体が温まれば湯温は10℃程下がります。
今回の場合はポットの100℃の熱湯を湯呑みに移して湯呑み全体が温まれば90℃、湯呑みのお湯を急須に移して急須全体が温まれば80℃程です。
お茶の量
急須全体が温まったら、湯温は80℃です。
急須にお茶の葉を入れるために、一旦急須のお湯を湯呑みに移します。
煎茶のお茶の葉の量は1人2g~3gです。
今回は2gで淹れます。
3人分(6g)を急須に入れてください(6人分ではないのでご注意ください)。
ティースプーンすり切り1杯が2gなので3杯急須に入れます。
浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)
深蒸し煎茶の浸出時間は30秒程です。
湯呑みのお湯を急須に注ぎ30秒待ちます。
お湯を注いだら、2煎目のために注いだお湯の水位を確認しておきましょう。
廻し注ぎ
30秒経ったら、廻し注ぎでお茶の量と濃度が均等になるように注ぎ分けます。
1・2・3と注いだら3・2・1と戻る注ぎ方です。
最後の1滴まで注ぎ切ってください。
注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。
湯冷まし器に注いだお茶を移しておきます。
2煎目
次に、ポットの100℃の熱湯を、急須の先ほど確認した水位まで注ぎます。
熱湯を注いだら、すぐに未使用の湯呑み3客に廻し注ぎで注ぎ分けます。
未使用の湯吞み3客にお茶を注ぐのは湯呑みを温めるためと、廻し注ぎをすることによって味に濃度を出すためです。
時間を短縮したい場合は、直接湯冷まし器に注いでいただいても構いません。
注ぎ終わったら急須の背中を叩いて、蓋をずらしてお茶が蒸れるのを防ぎます。
日本茶は1煎目と2煎目を合わせるとコクが出ます。
1煎目は旨味と甘味、2煎目は渋味になります。
この旨味・甘味・渋味が合わさりコクが出ます。
湯呑み6客に湯冷まし器のお茶を注ぎ分けて完成です。
まとめ:【急須を使ったお茶の淹れ方】3人用の急須で6人分の煎茶を淹れる方法
この記事では、3人用の急須で6人分のお茶を淹れる方法を紹介しました。
方法としては、1煎目と2煎目を合わせる淹れ方です。
1煎目と2煎目を合わせるメリットは味にコクが出ることです。
ただし、1煎目を必ず湯冷ましをすることが条件となります。
1煎目で湯冷ましをしないと、渋味のみが強調されたお茶になってしまいますので注意してください。
【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からお知らせ
新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。
この記事で使った狭山茶の深蒸し煎茶は、新井製茶オンラインショップで扱っています。
狭山茶の深蒸し煎茶の興味があれば【狭山茶の通販】深蒸し煎茶をご覧ください。
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