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【100均鍋で作る】美味しいほうじ茶を茶葉(茎茶)から作るコツ

更新日:2022.2.2

狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶の新井です。

この記事では、焙烙(ほうろく)ではなく、100均の鍋で茶葉(茎茶)からほうじ茶を美味しく作るコツを解説します。

この記事を読むことで焙烙がなくても、100均の鍋を使い、美味しいほうじ茶を自分で作ることができます。

なお、焙烙で作るほうじ茶の記事は下記です。

この記事と併せてご覧いただくと、より美味しくほうじ茶を作ることができるはずです。

ご家庭でも簡単!【茶葉(茎茶)から作る】ほうじ茶の作り方

焙烙での焙煎と鍋での焙煎の違いは、焙烙よりも鍋の方が、お茶が滑りづらく焦げやすいことです。

この記事では、その点を解決して、100均の鍋でほうじ茶を作る方法をお伝えしたいと思います。

ほうじ茶を作る道具

ほうじ茶を作る道具
  • ・100均の鍋
  • ・カセットコンロ(ガスコンロでも可)
  • ・粉抜きの篩
  • ・取り出し用の器

ほうじ茶の焙煎に向いた鍋は背の高い鍋です。

ほうじ茶の焙煎時には、ほうじ茶が焦げないように鍋を常に振って動かしますが、その時にお茶がこぼれないような背の高い鍋を使うことをおすすめします。

今回はカセットコンロを使いますが、ガスコンロでも構いません。

カセットコンロとガスコンロは、火力が異なりますのでご注意ください。

粉抜きの篩は、ホームセンターや100均で購入可能です。

最後に、焙煎が済んだほうじ茶を取り出す器を用意してください。

ほうじ茶の原料の茶葉(茎茶)

ほうじ茶の原料の茶葉(茎茶)

焙煎するお茶は、飲み切れなくて傷んだお茶でも構いません。

お茶が無駄にならず、おすすめです。

100均鍋を使ったほうじ茶の作り方

粉抜き

粉(毛羽)抜き

まず、粉(毛羽)を抜きます
(毛羽は、茎から剥がれた表面の皮です)

粉を抜く理由は、焙煎する時に粉が先に焦げてしまうからです。

茎茶にも細い部位(毛羽)はありますし、特に深蒸し煎茶や特蒸し煎茶は細い部位が多いので、あらかじめ抜くことで焦げのない、美味しいほうじ茶が作れます。

今回は、20gの茎茶を篩います。

篩い 茎から粉(毛羽)を抜く作業

・篩い済みの茎茶↓↓↓

篩い済みの茶葉(茎茶)

電子レンジで茶葉(茎茶)を乾燥させる

次に、篩にかけ終わった茶葉(茎茶)を電子レンジに500Wで1分かけます。

電子レンジで乾燥済みの茶葉(茎茶)

見た目に変化はありませんが、十分に乾燥ができていますので、次に焙煎をしていきます。

電子レンジで予備乾燥をすることにより茎茶から水分が抜け焦げにくくなります

焙煎

鍋にある水分を飛ばすため、鍋を火にかけて温めます

火力は「弱火」で構いません。

慣れない内は、火力は最後まで弱火をおすすめします。

慣れていないと茶葉(茎茶)を焼き過ぎてしまうからです。

焙煎 鍋を温める

鍋に手を入れて(火傷に注意してください)、十分温まっていたら茶葉(茎茶)を投入します。

鍋が温まった状態でお茶を投入することで、焙煎時間を短縮できます。

焙煎 茶葉(茎茶)を100均鍋へ投入

お茶を投入したら鍋を動かし続けます

鍋の動きを止めてしまうと、鍋に接しているお茶のみに火が入り、均等に焙煎できませんので鍋を動かし続けてください。

仕上りの目安は、茎が膨れ、きつね色になった時です。

仕上りで、焦げた匂いがしなければ成功です。

・焙煎中盤↓↓↓

焙煎 中盤

・焙煎終盤↓↓↓

焙煎 終盤

・仕上りです↓↓↓

焙煎済みほうじ茶

まとめ:【100均鍋で作る】美味しいほうじ茶を茶葉(茎茶)から作るコツ

鍋での焙煎は、焙烙での焙煎に比べ、お茶が滑りづらく焦げやすいです。

今回は、電子レンジで茶葉(茎茶)の水分を飛ばすことで、その点を改善する方法を紹介しました。

この一手間で、仕上りの味・香りが格段に上がりますので、ぜひお試しください。

また、電子レンジで茶葉(茎茶)を予備乾燥することは、焙烙での焙煎においても同等の効果(味・香りの向上)が望めます。

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