ほうじ茶の淹れ方・煮出し方【美味しくするポイントを詳しく解説】
更新日:2021.12.26
狭山茶の通販・オンラインショップを営む新井製茶です。
この記事では「ほうじ茶の淹れ方・煮出し方」を解説します。
記事を読み終えることで、ほうじ茶をより美味しくするポイントがわかります。
今回は当社の狭山ほうじ茶を例に説明します。
ほうじ茶とは、どんなお茶か簡単に解説しますね。
ほうじ茶は、茎茶や番茶を強火で焙煎したお茶です。
(焙煎とは「乾煎り」のことです)
当社のほうじ茶は狭山茶(深蒸し煎茶)から抜いた茎茶を強火焙煎した「茎ほうじ茶」です。
茎茶ではなく番茶をほうじ茶の原料にする場合もありますが、当社では茎を原料にしています。
番茶ではなく茎茶を原料にする理由はすっきりした味わいがあり、香りの良いほうじ茶に仕上がるからです。

ほうじ茶の特徴はなんと言っても、香ばしい香りです。
香ばしいほうじ茶の香りには「リラックス効果」が期待されており就寝前に最適です。
また、ほうじ茶の香りには「ピラジン」という成分が含まれています。
この成分は血流を良くするので、血行促進・冷え性改善効果が望めます。
この記事では、ほうじ茶の香ばしい香りを活かす3人分の淹れ方と、煮出し方をご紹介します。
目次
ほうじ茶を淹れるための茶器

600ccの急須・200ccの湯呑み3客・茶さじをご用意ください。
ほうじ茶の淹れ方
それでは実際に、ほうじ茶を淹れていきます。
美味しくお茶を淹れるポイントのお茶の量・お湯の量・お湯の温度・浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)にご注目ください。
お茶の量

まず、ほうじ茶の計量をします。
ほうじ茶の1人分の量は3gです。
3人分淹れるので、茶さじ山盛り3杯(9g)急須に入れます。
お湯の温度とお湯の量

次にポットの100℃の熱湯を急須に注ぎますが、湯量は1人分130cc程が適量です。
3人分ですので、390ccの熱湯を直接急須に注ぎます。
急須のどの位の水位が390cc程か、あらかじめ確認しておくと便利です。
この急須の場合は8分目程が390ccになります。
浸出時間(急須でお茶を置いておく時間)
ほうじ茶の浸出時間は原料によりますが、30秒から1分です。
当社のほうじ茶は30秒ほどで十分ですので、30秒とします。
ポットの100℃の熱湯を直接急須に注いで、30秒待ちます。
廻し注ぎ

30秒経ちましたら注ぎ分けます。
廻し注ぎでお茶の量と濃度を均等にしながら淹れます。
1.2.3注いだら、3.2.1と戻る注ぎ方です。
最後の1滴まで注ぎ切ります。
ほうじ茶は基本的に1煎で終わりますが、2煎目を淹れる場合は浸出時間を長めにしてください。
ただし、どうしても風味は薄くなります。
ほうじ茶の煮出し方
量を飲みたい方におすすめなのは、ほうじちゃを煮出すことです。
分量はほうじ茶5g(茶さじ2杯程)に対して、水1,000cc です。
水が沸騰したら弱火にして、ほうじ茶を入れます。

ティーバッグにほうじ茶を入れると後処理が簡単ですが、風味をしっかり出すならほうじ茶を直に入れるのがおすすめです。

2分~3分煮出して、茶漉しなどで茶殻を取り除きながら器に移して完成です。


まとめ:【茶葉を使った】ほうじ茶の淹れ方・煮出し方
この記事では、当社のほうじ茶を例にほうじ茶の淹れ方を紹介しました。
ほうじ茶の特徴の香ばしい香りを引き出すには、できるだけ熱いお湯を使うのがポイントです。
また、ほうじ茶の量とお湯の量のバランスも大切です。
ほうじ茶の関する記事のリンクを下記に張っておきますので、ご興味があればぜひご覧ください。
関連記事:ご家庭でも簡単!【茶葉(茎茶)から作る】ほうじ茶の作り方
関連記事:【100均鍋で作る】美味しいほうじ茶を茶葉(茎茶)から作るコツ
関連記事:冷たいほうじ茶の作り方【1人分】香ばしい風味を味わえます
【狭山茶の通販・オンラインショップ】新井製茶からのお知らせ
新井製茶では、旨味を引き出した狭山茶を仕上げ加工、通販をしております。
この記事で紹介した狭山ほうじ茶にご興味があれば【狭山茶の通販】狭山ほうじ茶をご覧ください。
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